ONTHEROAD

スタッフブログ

シマノフェスティバル2012

秋は自転車業界展示会シーズン。 先日、東京で行われた「シマノフェスティバル」に行ってきました。

日本発・世界標準の自転車パーツメーカー、シマノの展示会です。 会場はそれはそれは業界人でたくさん・・・。

今回の目玉はズバリ、こちら!

「SHIMANO DURA-ACE 9000series」

日本のシマノが誇る、ロードバイク用コンポーネントの最高峰「DURA-ACE」(デュラエース)。 そのデュラエースがいよいよフルモデルチェンジ!

・・・という情報は春先から流れまくっていたので、ご存知の方もすでも多いことでしょう。 我々販売店が製品版を眼にするのは発表から半年後!という、長きに渡り待たされている旗艦モデルであります。

発表の印象は「やいやい、早く市販開始しろよ~!」という感情が先走り、あまりよいものではなかったのですが。 いざ実物を見て触ると・・・これは過去に類を見ない、大幅な進化を遂げているとを感じます!

リア11速化された印象が強いのですが、各部の形状的進化、動きの進化、それらの進化の方が・・・実はクローズアップされるべきかもしれません!

「完成形をあえて切り崩し、あらたなるステージへ進化を遂げる・・・(シマノ談)」ために、与えられたシリーズ名称は現行7000シリーズの次の8000シリーズではなく、9000シリーズ。 なるほどとうなずける進化の内容です。



DI2エレクトニック(電気式)変速のシフト/ブレーキレバー。 形状は現行のST-7970と大差ないように見えるのですが・・・握ってみると、握りの太さ、レバー形状、シフトスイッチの位置、全てが微妙に変化しています。 しっかりとブラケットを握りこんだまま指を伸ばすと、すっと自然にスイッチに指が届く・・・。 ユーザーの意見をしっかりと吸い上げて改良されています。
120914s (1)

ブレーキアーム稼動の支点位置が見直された、新型ブレーキキャリパー。 支点と作用点の位置が限りなく左右均等になり、軽くて正確な動きと、確実な効きを実現しているようです。 レバーを引いた瞬間、「ホントですか!?」と思わず口走るほどの引きの軽さでした。 左右のアームがぴたりと正確に同時に動作する様は芸術的ですらあり、メカニックの精神衛生的にも素晴らしい。
120914s (2)

クランクは意外と黒基調でシャープな形状です。 アームの形状も歯先の形状も、全く無駄がなく、力強い。 現物は非常に、非常にカッコイイです!
120914s (3)

DI2の前後変速機は、強力なモーターが内蔵されていることを感じさせないコンパクトな作りです。 現行デュラエースやアルテグラのDI2変速機を見慣れた目には、ちょっとアンビリーバブル・・・。
120914s (4)

「SM-EW90」をステムの下に取り付けて、電気信号を送るワイヤーの配線を行います。 3穴と5穴の2つのバージョンがあり、TTバイクなんかは5穴版を使ってシフトスイッチを多様な位置に配置できるようです。
注目は「SM-BTR2」内蔵型バッテリー。 ワイヤー内蔵型フレームと組み合わせれば、ワイヤーもバッテリーも全てフレームに内蔵化できるのです!
120914s (5)

このようなイメージ。 トレックマドン系にも搭載可能か確認中です。 「SM-EW90」や「SM-BTR2」は現行の6770アルテグラDI2にも使えるようなので、気になる方はお問い合わせください。 ちなみに、内蔵バッテリーを使うときには「SM-EW90」の充電ポートからバッテリー充電を行う仕組みだそうです。
120914b



すっかりDI2が注目されて、通常のケーブル稼動式のデュラエースは・・・どっこい、こちらも大幅な進化を遂げています。

すっきりとした握りやすいブラケット形状。 細いんだけど、しっかりと握れる絶妙な造形。 DI2レバーと同じく、ブラケットを握りこんだまま指を自然に伸ばすとシフトできるように、各部の形状と位置が全面的に見直されています。
120914s (6)

指がしっかりかかるブラケット形状! いつも少し手を握り替えて変速していたはずですが、この新型ブラケットは本当に自然に指が届き、非常に変速しやすい! レバータッチも軽く短く節度があり、過去のシマノの中でもナンバーワンでしょう。
120914s (7)

フロント変速の軽さは最も印象に残る部分です。 レバーを押し込む手が吸い込まれるような、あれもう奥まで押し込んだっけ?というくらい、軽い力であっという間にフロント変速が完了してしまいます。 シフター内部とディレーラー側の形状進化だけでなく、ケーブル類のリニューアルも、軽くて確実な動きに寄与しているようです。
120914s (8)

機械式はともかく、DI2式は納期がまだまだ先のようです。 しかし貯金する時間がまだまだあると考えれば、ある意味それは安心材料ともいえるでしょう。

納期情報は随時アップデートされてくると思われます。 目が離せません!





投稿者:影山 善明 | 2012/9/14 22:00 | ゼンメイのバイシクルトーキング